引き出しボランティアさんから、預かりボランティアの私の家に来た
「おっとり」&「ギャースカ」。
おっとりはおとなしく、ギャースカは「ねえー、構ってよ!遊んでよ!」
と人が見えなくなるとうるさいことから名づけました。
ギャースカは少し毛が長め。
お父さんかお母さんが長毛種だったんでしょうね。
とにかくギャーギャーと鳴いて人を恋しがりました。
兄弟であるおっとりは毛は短め。
頭に河童の皿のように黒毛が生えている以外は、とってもキレイな白毛でした!
とにかくおとなしくて、人の膝の上でゴロゴロと言っているようなカワイイ子でした。
子猫はどんな病気を持っているか分からないので、うちにいるチミタマに影響あってはよくないと最低3日は隔離しています。
うちに来た翌日には病院で一通りの検査をしてもらいました。
ただ、同じ保護所でパルボが出たと聞いていたので、病院でそのことを伝えると
検査にはウンチが必要なので、何か様子がおかしかったら調べましょうとのことで帰宅。
一応、インターフェロンを打っておきました。
帰宅後、ギャースカが少し吐いていました。
病院へ電話すると「緊張やストレスでしょう」とのことで様子を見ることに。
2匹とも食事をしなくなっていましたが、ケージの中ですやすやと寝ていて、
体調が悪いというような感じではなかったために、私も気にしすぎと思いました。
(3日目)
保護所で1週間、うちに来て3日(正確には4日)。
そろそろチミタマと一緒にしても大丈夫ということで、チミタマと一緒にしました。
朝仕事に出る前には少しギャースカが眠そうという以外には変わった様子はなく、
私は打ち合わせに。
昼すぎに帰宅してみると、なんと、、、ギャースカの様子が明らかにおかしくて・・・!!
衰弱している様子が一目で分かったんです。
すぐにかかりつけの病院に連絡をすると
「様子をみてください。4時に午後の診察が始まりますから」
と返事。
いても立ってもいられなくて、2匹をケージに入れてタクシーで病院へ直行しましたが誰もいません。
電話は助手さんらしき人に転送されているのですが、あと3時間も午後の診察まで待てる状態ではなかった。どうみても様子がおかしいのでと3回電話しても院長は回診でいませんとのこと。
そのままタクシーを拾って近所の別の病院へ。
そこは大きな動物病院で、すぐに対応してくれました。
でもギャースカは1分ごとに弱っていき、私の腕の中でかすかに動くだけ。
病院に到着してからは、目も開いたまま・・・瞬きもしなくなり・・・。
必死に温めてもらったり、インターフェロンを打ってもらったりしましたが、、、
たった10分位で冷たくなって心音も聞こえなくなりました。。。
「亡くなりました」
と獣医さんに言われ、触ってみるとすぐに硬直が始まって・・・。
ギャースカを診て貰っている間、おっとりはおろおろして見守っていました。
どうみても元気なんです。
でも、検査の結果「パルボ陽性」。
パルボウイルスとは、子猫がかかると9割以上が死んでしまう恐ろしい病気。
成ネコでもワクチンを受けていなければ、半数が死んでしまう猫の中では一番怖い病気なんです。
「これだけの検体で、こんなにハッキリと反応が出るのだから、
この子も助からないかもしれないです」
おとなしいけど、どうみても元気に見えるおっとりがパルボなんて・・・
全然信じられません。でも、間の前には検査結果、そして冷たくなってしまったギャースカ。
「とにかく、お宅には他のネコちゃんもいますから、入院させましょう。隔離病室があるから、そこにこの子を入れてパルボと戦いましょう!」
と。獣医さんだけではなく、研修医さん、そして院長先生までもが休憩時間だというのに集まってきた様子をみて「これはまずいんだ・・・」と理解できた次第でした。
「午後5時から午後の診察をしますから、その時におっとりちゃんの様子を見にきてください。それまでは家を塩素系で消毒して子猫のモノは全部捨ててください。ウイルスは半年以上生きてますから」
帰宅をして、2匹が使った物を捨て塩素で消毒しているともう5時に。
病院へ再度向かうと、明らかに調子が悪くなったおっとりがいました。。。
たった3時間でこんなに調子が悪そうになるなんて・・・!
信じたくない気持ちでいっぱい。
既に目で私を見ても「う~」と悲しそうに鳴くだけ。。。
頭を自分でもたげることが出来ずに、食器の淵に乗せて耐えていました
「頑張って・・・!!」
そう言って病院を後にしました。
(4日目)
朝一番に病院へ飛んでいき、面会をしました。
一晩もたないかもと思っていましたが、なんとかもったようでと聞き「ホッ
」としたのもつかの間、隔離室に入ると変わり果てたおっとりの姿が・・・・
目はもう何も追いません。見えてないようです。
瞬きもできないのは辛いだろうと思った瞬間、ちょっとだけ動きました!!
「やった!」と思いましたが、その後は動かず・・・。
でも目は閉じて、寝ることができるのかな・・・??と思うことに。
ちょっと触ってみると既に体温が低い・・・。
御願いをしてホットパッドを体の下に入れてもらいました。
そして、タオルを敷いてやりました。
パルボは非常に強いウイルスのため、助かる見込みは殆どありません。
隔離室用の白衣を脱いで、靴を消毒してもらいながら
「もうだめかも・・・」
と思ってしまい、涙が止まりませんでした。。。。
帰宅後の午前11時半、病院からの電話でおっとりが死んだことを知らされました。
先生は「1晩もったから、もしかしたらこの子は助かるかもと思っていました。
隔離はモニターで監視しているのですが、この子は絶対にケージの一番前に出てきてくれて・・・。」
と。
そう、おっとり(ギャースカも)は飼い主に捨てられたけれど、人が大好きでした。
うちでも絶対にケージの一番前にいました。私が通ると「あそぼ~」って。。。
とってもカワイイ子達でした。
私は忘れないよ、ギャースカ&おっとり。